神奈川電力 ホテル事業新規参入 静岡でホテル2物件取得
住宅新報 2026年7月28日 号 5面

オーイズミ(厚木市中町)の連結子会社である神奈川電力(同)は、ホテル事業に新規参入する。静岡県熱海市と伊東市(伊豆高原)のホテル2施設を取得し、8月1日に事業を開始する。太陽光発電を主力としてきた神奈川電力は、事業ポートフォリオの見直しによる収益源の多角化を進め、観光・インバウンド需要の取り込みを図る。
神奈川電力はこれまで、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用した太陽光発電事業を展開し、安定した収益基盤の構築に努めてきた。一方、FITの買い取り期間の終了や電力買取価格の下落などを背景に、太陽光発電事業を取り巻く経営環境は変化している。こうした状況を踏まえて、中長期的な収益性の維持・拡大を目指し、新たな成長分野としてホテル事業への進出を決めた。
取得する施設は、『熱海御宿 夢のや』(熱海市昭和町)と『離れ御宿 夢のや』(伊東市富戸)の2施設。地域特性を生かした〝隠れ宿風〟のホテルとして展開する。客室数をあえて限定することで、利用者一人ひとりに、きめ細かなサービスと落ち着いたプライベート空間を提供することをコンセプトとする。『熱海御宿 夢のや』の建物規模は延べ約1998m2。客室14室。敷地約1492m2。『離れ御宿 夢のや』の建物規模は延べ約252m2。客室6室。敷地約2745m2。神奈川電力が管理・運営を担う。
オーイズミグループは、遊技機の関連事業を中核とし、不動産事業や再生可能エネルギー事業などに事業領域を拡大してきた。今回のホテル事業の参入も、既存事業に依存しない収益基盤の構築を進める成長戦略の一環となる。神奈川電力がこれまで培ってきた事業運営のノウハウも生かし、観光需要の拡大が続く熱海・伊豆エリアで新たな収益の柱の育成を目指す。





















