間取り特徴AIで可視化 アットホーム 4000件解析で地域性抽出
住宅新報 2026年7月14日 号 7面
アットホーム(東京都大田区、鶴森康史社長)は7月2日、過去2年以内(24年3月~26年2月)はこのほど、アットホームラボが開発した間取図特徴抽出AIモデルを活用した、新築分譲戸建て約4000件の間取りの解析結果を公表。それによると、東京23区、北海道、福岡県の間取りを比較した結果、土地条件や気候、生活習慣の違いが間取りに表れていることが分かった。
同モデルは、AIにより地域ごとの住宅の特徴を定量的に可視化したもので、土地条件や気候、生活様式の違いが間取りに反映されていることを確認。物件情報の高度化や住まい提案への活用につなげる。
東京23区では3階建て住宅が54.0%を占め、3エリアで唯一過半数となった。平均土地面積は78.0m2と北海道(158.6m2)、福岡県(162.4m2)の半分程度にとどまる一方、建物面積は98.0m2と大きな差はなく、限られた敷地を立体的に活用する傾向が鮮明となった。また、リビングを2階や3階に配置する住宅が主流で、北側に配置されたリビングも約3割を占めた。
北海道では暖房効率を重視した間取りが特徴。リビング内に階段を設けた住宅が約7割を占めたほか、トイレや浴室など水回りに窓を設けない住宅や、バルコニーを設置しない住宅が多く、高断熱・高気密住宅に適した設計傾向が確認された。
一方、福岡県では郊外を中心に平屋が8.9%を占め、畳のある住宅が74.9%と3エリアで最も高かった。リビングと和室を引き戸で隣接させる間取りも多く、ワンフロアで暮らす生活様式や子育て・高齢者への配慮を反映した住宅が目立った。
同社は、AIによる間取り解析によって従来は定性的に語られてきた地域ごとの住宅の特徴を可視化できるとし、物件情報の充実や住まい選びへの活用につなげる考えだ。























