NTTファシリティーズ 本社オフィス大規模改装 共創スペースに特徴 生産性アップを実証 出社の価値 徹底分析
住宅新報 2026年7月7日 号 4面

「フラット」に設けたスペースの1つ「レビュールーム」(提供:NTTファシリティーズ)
近年はフリーアドレスや社員同士の交流スペースの採用などオフィスのリニューアルが盛んだ。そこで同社は真に効果的なワークプレイスづくりに向けて社内の業務を3000項目抽出・整理して今回の大規模リニューアルを実施した。
同社ソリューション推進部ワークプレイスソリューション部門長の木村佐知子氏は、リニューアル計画当初について、「コロナを経験し、出社と在宅勤務のハイブリッドワークが定着し、どこでも働くことができるという選択肢が生まれた。そこで、新しいオフィスのあり方を考えるに当たり、『なぜオフィスに出社するのか』という問いからスタートした」と話す。
3000項目を分類
同社では出社の意義を「同時性・共感性・偶発性」の3つに整理。更に、全組織の業務約3000項目を分類したところ、3分の1がオフィスで行う、つまり集まって行うことに価値があると判断できた。このようなデータを基に空間を設計したという。
リニューアル工事では、これまで4カ所に分散していた事業所を集約し、約2000人が働けるようにした。執務スペースは基本的にフリーアドレスとし、フロアの一部に共創スペース「フラット」を設けた。
この「フラット」は社員だけでなく社外との共創も実現することを目的に構築。各種イベントやブレインストーミング、レビューなど共創を生み出す様々な活動に対応する複数のスペースが用意されている点が特徴だ。
これまでに実証された効果は、社員の健康増進や知的生産性については年間約4000万円以上に相当、またオフィス面積を47%削減し、オフィス賃料や水光熱費を合わせると年間2億円以上の削減になっているという。
同社ではこうした自社のリニューアルで得られた知見を今後のワークプレイス戦略に生かしていく。





















