リノベ協は「踊り場」 普及から標準化へ 山本武司 新理事長に聞く
住宅新報 2026年6月30日 号 6面
会員価値を再定義
山本理事長は「リノベーションをもっとスタンダードな存在にするための環境整備」を新体制の役割に掲げる。リノベーションの認知拡大や制度整備という当初の役割は一定の成果を上げた。一方、社会に浸透した今は次の成長段階に向けた方向性が問われる「踊り場」にあるとの認識だ。「今はお客様のほうから『リノベーションしたい』という言葉が出てくる。協議会としても普及の段階から次のフェーズに入った」。協議会設立当初は中古住宅流通や住宅リノベーションの認知向上が主な役割だったが、近年は空き家再生や団地再生、地域活性化などへ対象領域が広がり、リノベーションが担う社会的役割も大きくなっているという。
その中で新体制が力を入れるのが、会員価値の可視化だ。総会では協議会の理念や事業内容、活用方法をまとめた「リノベーション協議会活用ブック」を初公開した。「『協議会に入っていて意味があるのか』という声もある。会員メリットや活動内容を分かりやすく伝え、もっと協議会を使い倒してもらいたい」。現在の会員数は700社超。今後は全国キャラバンや各種セミナーを通じて会員との接点強化を図る考えだ。
























