受注建築型投資を本格化 1号物件が朝霞市に完成 TERASS
住宅新報 2026年6月16日 号 6面
TERASSは、受注建築型の投資用不動産サービス「EN. by TERASS」の第1号物件「EN. ASAKADAI」(埼玉県朝霞市)を完成させ、6月8日に現地披露会を開いた。
同サービスは、投資家ごとに土地取得から設計、建築、運営までを支援するBuild to Rent(受注建築)型の投資事業。既存の収益不動産を購入するのではなく、投資家と共に新たな賃貸住宅を企画・供給する点が特徴だ。
第1号物件は建築家の谷尻誠氏が監修した木造3階建て14戸。コンセプトに「経年優化」を掲げ、一般流通する建材を活用しながらデザイン性や断熱性能、防音性能を高めた。2025年7月に始動し、同年10月に土地取得、11月着工を経て26年5月に完成した。
現地披露会の8日時点で14戸中8戸が成約済み。賃料は1Kで8万~9万円台、1LDKで12万円台を設定し、周辺相場を15~17%程度上回る水準となった。江口亮介社長は「安さではなく、上質な暮らしを求める層に評価された」と話した。
同社が同事業に参入した背景には、「顧客ファースト」を掲げる仲介会社としての課題意識がある。江口社長は「仲介会社として物件を持たない方針は変えず、投資家にディベロッパーの役割を担ってもらう形を目指した」と説明する。
現在7件を受注済みで、今期15棟、来期30棟を計画。首都圏を中心に年間300~450戸規模の供給を目指す。























