不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第101回 築25年の既存住宅をリフォーム 間接照明の導入で心理的価値向上
住宅新報 2026年5月26日 号 7面
住宅に求める価値は、日常生活の利便性と落ち着いた住環境との両立だ。具体的には、通学や外出のしやすさを考えて駅から近いこと、日々の買い物に困らないようにコンビニやスーパーが徒歩圏内にあること、そして騒音が少なく、落ち着いて過ごせる環境であることの3点を重視している。
現在の住戸は、3つの条件を十分に満たしていて、生活の中で特に不便さや大きな不満を感じることはほとんどない。必要な施設が身近にあって、周辺環境は比較的静かで、安心して暮らせる点に満足している。
しかし、住宅の築後経過年数は25年を迎えており、今後はリフォームが必要になる。そこで求められるリフォーム工事は主に2つ。1つは、浴室、トイレや玄関付近への手すりの設置。両親の将来的な高齢化や万一の転倒リスクを考えると、日常的に使う場所に手すりがあることが望ましい。高齢者にとっては、移動時に転んでしまうことの危険性が軽減されて、安心感といった心理的なベネフィットも得られると思う。
























