競売不動産取扱主任者 8月1日より申込受付開始 試験日2026年12月13日(日)

様々な不動産情報が盛り沢山!

プレミアム会員限定第48回 住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く「東京リンクウィズタウンプロジェクト」

住宅新報 2026年3月17日 号 4面

連載: 慧眼を開く 住宅ジャーナリスト・櫻井幸雄

マンション・開発・経営
  • 第48回 住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く「東京リンクウィズタウンプロジェクト」

    1 / 2

  • 「東京リンクウィズタウンプロジェクト」のモデルルームで表現されているバルコニー。奥行は基本2メートルで、一部は2メートル10センチとなっている。ゆとりを生み出し、建物の外観に変化を付ける工夫である。(筆者撮影)

    2 / 2「東京リンクウィズタウンプロジェクト」のモデルルームで表現されているバルコニー。奥行は基本2メートルで、一部は2メートル10センチとなっている。ゆとりを生み出し、建物の外観に変化を付ける工夫である。(筆者撮影)

 東京都小平市で販売が始まる「東京リンクウィズタウンプロジェクト」の2回目。

 同マンションは建物の質が高い。それは、建て替えマンションで起きがちな現象といえる。

 建て替えを行ったマンションで、住民からよく聞くのは「建物の寿命がこんなに短いとは思わなかった」という声。一生住み続けられるものと考えていたのに50年とか60年で建て替えとなるケースが多いからである。

 そのため、「建て替えるのであれば、今度はひときわ長持ちする建物にしてほしい」という要望が出やすい。「断熱性や遮音性も高めてほしい」とか「最新の設備を網羅してほしい」という要望に加え、「これまでの建物でよかった部分は引き継いでほしい」との声も出る。その結果、建物のスペックが上がるわけだ。

 具体的には、住戸内に収納スペースを多く取り、天井を高く、バルコニーは広く、キッチンにはディスポーザーや食器洗い乾燥機など最新設備機器を網羅するといった具合だ。

 「東京リンクウィズタウンプロジェクト」の場合、ごみ集積場をマンション内の3カ所に配置する。ごみを出しやすくして、との要望に応えたためだ。更に、住人専用の駐輪場に加えて、来客用の駐輪場にも広いスペースを割いている。小平市は坂がない平坦な場所で、自転車で生活する人が多く、マンションにも自転車で遊びに来る人が多くなるはず。だから、来客用の駐輪場を設けて欲しいという要望から生まれた工夫である。

 それでいて、価格は抑えられ、3LDKが4300万円台から、4LDKが5400万円台からの予定だ。が、注目度はさほど高くはない。狭域で注目する人は多いが、広域での認知度が低い……それは、郊外の建て替えマンションで起きがちな現象である。

 都心の建て替えであればニュース性が高く、全国から購入検討者が集まる。しかし、郊外の建て替えはローカルな出来事となり、多くの人に知られることがないのだ。

 広宣費が限られているし、広告宣伝を多くしても、建て替えマンションに対してアレルギーを持つ人には響かない。アレルギーとは「建て替えマンションは、地権者との関係が面倒」との思い込みだ。近年の建て替えでは、地権者の高齢化の進行で住み続ける比率が下がっている。さほど面倒とは思えないのだが、先入観は根強い。このイメージをどう払拭するか、が今後の課題だと思われる。

求む!買取物件 価値ある中古不動産の売買はムゲンエステート住宅新報別冊 不動産テック.BIZ Vol.14 最新号発行 不動産×ITの最新トレンドをお届け会員会社(賛助会員を含む)のプレスリリースを一元的に集約・掲載する情報発信サイト マンション管理プレスリリースセンター

関連サービス