第47回 住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く 公団・公社のマンションが建て替え時期に
住宅新報 2026年3月10日 号 4面
東京都小平市で販売が始まる「TOKYO LINK WITH TOWN PROJECT(以下、東京リンクウィズタウンプロジェクト)」は、建て替えプロジェクトで誕生する全575戸の大規模マンションだ。
前身は旧・日本住宅公団が開発した「小川住宅」。1971年の完成というから昭和46年で、高度成長の終わり近くである。この時期、多摩ニュータウンの開発工事も始まったので、初期の公団分譲住宅となる。
当時、公団・公社の賃貸住宅は「民業圧迫」を避けた。国や自治体のお金を使うので、鉄筋コンクリート造の大規模賃貸住宅をつくることができる。それで、木造のアパートや貸家業を営む大家さんたちの収入源を絶つようなことがあってはならないと考えたわけだ。






















