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スタンダード会員限定東京建物など 中古のZEH改修訴求 快適性向上を実証

住宅新報 2026年3月3日 号 4面

  • 東京建物など 中古のZEH改修訴求 快適性向上を実証

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 東京建物とYKKAP、慶応義塾大学は2月24日、都内で「既存賃貸マンションのZEHリノベ実証実験」結果発表会を開いた。東京建物が東京・江東区に保有する築20年の賃貸マンションの空き住戸を改修して実験した。ZEH基準の住まいが、住む人の睡眠効率や作業効率にもたらす有意性を報告した。

 東京建物執行役員住宅エンジニアリング部長の遠藤崇氏は発表会で、「ZEHの効果として光熱費削減が注目されがちだが、今回の実証実験を踏まえて、居住者にとってどのように快適性が上がるのか、健康に影響があるのかをアピールできれば、新築だけでなく、リノベーションにおいてもZEH推進に弾みがつくのではないか。管理会社と連携しながら提案していきたい」と話した。

 実験は東京都江東区の賃貸マンション「ブリリアイスト東雲キャナルコート」(全423戸)内で、同じ方位、同じ間取りの66m2の2住戸を用意して行われた。1住戸はバルコニーや廊下側の壁の断熱材を厚さ35ミリのものにしたり、窓も二重窓に取り換えるなどしてZEH基準に適合させ、もう1住戸は通常の改修を実施。学生16人が4人ずつのグループに分かれ、それぞれの住戸に夏季1週間、冬季2週間宿泊し、温湿度のほか血圧や脈拍といったバイタルデータも計測した。その結果、ZEH住戸のほうが1日の平均消費電力量が16.4%(夏季)少なく、作業効率(課題正答数の比較)や睡眠効率はそれぞれ6.3%、4.8%高いことなどが分かった。天井と床の温度差が小さいことも快適性につながった。

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