競売不動産取扱主任者 8月1日より申込受付開始 試験日2026年12月13日(日)

様々な不動産情報が盛り沢山!

プレミアム会員限定不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第87回 廃小学校の利活用に向けたソフトの検討 地域資源の棚田を活用し価値創出

住宅新報 2026年2月10日 号 7面

連載: 不動産学の魅力 明海大学不動産学部

売買・賃貸仲介
  • 不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第87回 廃小学校の利活用に向けたソフトの検討 地域資源の棚田を活用し価値創出

    1 / 2

 大学の社会実践教育の一環として行われた、「アーリーウィンターキャンプ」に参加した。今回のテーマは、千葉県鴨川市に所在する廃校となった旧曽呂小学校を舞台に、「建物を不用意に終わらせない方法を考える」というものである。鴨川市は山間部と平地が南北に連なる地形を持ち、市街地は谷底平野や海岸沿いの低地に集中している。一方で、旧曽呂小は山間部の人が少ないエリアにあることから、有効な利活用の方法は限られる。

 そこでまず、旧曽呂小が持つ外的・内的特徴を、プラス・マイナスの両面から分析した。その結果、旧曽呂小の利活用には、「不便ではあるが外部から人が訪れる仕組み」「自然を感じられる使い方」「既存施設を活用したコスト削減のための方策」とした三つの条件が求められることが明らかになった。そこで私たちは、農泊を軸に、地産地消や食育の推進をコンセプトとした「食育・健康志向型の滞在プログラム」を提案した。しかし、それだけでは類似施設との差別化が難しい。そこで、地域資源の棚田を宿泊プログラムに組み込むことにより、この場所ならではの価値の創出を図った。

 具体的には、棚田を一望できる校舎二階を客室として整備し、「棚田ビュー」を特色とした農泊を展開する。体育館は市民団体が運営主体となり、全天候型の室内農園として活用するほか、プールは自治体や漁業組合と連携した漁業体験施設として整備する。さらに、校舎一階には、農作物の販売や加工品づくり、食育イベントのスペースを設け、施設全体の中心拠点とする。運営は指定管理者制度を活用し、宿泊事業者が校舎全体の管理を行うとともに、地域おこし協力隊や市民団体が企画・運営に関わる体制とする。これらにより、「生産・食体験・消費・学習」の機能が施設内で循環し、滞在価値が生まれると考えた。

求む!買取物件 価値ある中古不動産の売買はムゲンエステート住宅新報別冊 不動産テック.BIZ Vol.14 最新号発行 不動産×ITの最新トレンドをお届け会員会社(賛助会員を含む)のプレスリリースを一元的に集約・掲載する情報発信サイト マンション管理プレスリリースセンター

関連サービス