〝現場提案〟を勝ち筋に 三菱地所ハウスネット 仲介DXを推進
住宅新報 2026年2月10日 号 6面

三菱地所ハウスネットは、フラー(新潟県新潟市)及びミールソリューションズ(東京都中央区)と共同で、不動産仲介営業の現場提案力を高めるデジタル営業支援ツール「MirCA(ミルカ)」を開発し、2025年12月にリリースした。同社は、仲介営業において情報量の多さよりも、現場での提案力を重視する姿勢を示しており、ミルカはその考え方を具体化する内製DXの取り組みと位置付ける。
ミルカは、タブレット端末を用いて査定データや販売提案をその場で柔軟に生成・提示できるのが特徴だ(写真イメージ)。従来、事務所に持ち帰って作成していた紙ベース資料の課題を解消し、顧客との対話の中で提案内容を具体化できるようにした。査定価格の補正機能や、顧客事情を反映した販売プラン作成、現地確認情報の写真・メモの一元管理、提示資料のデジタル化などを通じ、営業担当者と顧客の情報共有や提案精度の向上を図る。
同社は「仲介営業の価値は、物件情報を並べることではなく、顧客ごとに最適な選択肢を示す提案力にある」とした上で、初訪問の物件であっても、根拠を持った査定や販売戦略を迅速に提示できる点が強みになると話す。今後は、ミルカで作成した査定価格や販売プランを顧客向けマイページに反映するなど、オンライン上での確認・共有環境の整備も進める方針だ。























