データセンター事業に参入 東京建物 大阪南港にハイパースケール型
住宅新報 2026年2月10日 号 1面

東京建物とシンガポールのSC Zeus Data Centersは1月30日、大阪市住之江区南港北で開発を進めるハイパースケール型データセンター「Zeus OSA1」(完成予想図)をこのほど着工したと発表した。土地・建物に加えデータセンター専用設備を保有し、クラウド事業者や企業向けにサーバースペースと電力供給などを提供する。2028年に第1期(ITロード25メガワット)の稼働開始を予定する。
同施設は、大阪中心部のインターネットエクスチェンジから約10キロの立地を生かし、金融取引やリアルタイムAI推論などの用途を想定した低遅延ネットワーク接続サービスを可能にするという。
設備面では、AIワークロードの高度化で増す電力需要に対応するため、液冷に対応した冷却方式を採用し、ラック当たり最大130キロワットの高電力密度に対応する。電力・空調などで「N+1」以上の冗長性を確保しつつ、PUE1.19の高効率設計を目指す。施工では、機械・電気・配管(MEP)分野でプレファブリケーションを活用した施工方式を導入し、専門人材不足への対応と工期短縮、品質の安定化を図る。
同センターは、大阪市住之江区南港北1丁目14番地1(地番)に開発する。敷地面積は1万3956m2、延べ床面積は1万9016m2。地上7階建てのS造で免震構造とする。
東京建物は2030年を見据えた長期ビジョンの中で新規事業の確立を重点戦略に掲げてインフラ・インダストリー領域でのデータセンター開発を推進しており、今回の開発が初号案件となる。
両社は本事業を起点に、日本のデータセンター分野で中長期的に連携を深めて継続的な新規プロジェクト獲得と事業規模拡大を目指すとしている。





















