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スタンダード会員限定不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第84回 相続のトラブルを避けるには 最も大切なのは「家族の気持ち」

住宅新報 2026年1月20日 号 7面

売買・賃貸仲介
  • 不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第84回 相続のトラブルを避けるには 最も大切なのは「家族の気持ち」

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 親の介護や看取りを経験した後、次に訪れるのが「相続」の手続きだ。財産をどう分けるか、税金はどのくらい掛かるのか。相続は誰にでも起こる身近な出来事でありながら、準備を後回しにしてしまう人が少なくないといわれる。私自身も、不動産学部の学修の中で、不動産の相続問題の重要性を認識はしているものの、どこか他人事のように感じてしまうところもある。

 現実には、相続をめぐるトラブルは増加傾向にある。『司法統計』によると、遺産分割をめぐる家庭裁判所への申し立て件数は年々増加している。例えば、2003年の遺産分割に関する審判件数が1万1556件なのに対し、23年の審判件数は1万3872件と増加傾向にある。とりわけ、土地や家などの不動産は、預貯金や動産などとは異なり、「分けにくい財産」であることから、相続人間の話し合いが長引き、家族関係に深い溝が生まれるケースもあるといわれている。以下、学生の拙い考えであるが、これまでの大学での学修などで得た知識などを基に、相続のトラブルを避けるに当たって留意したい点を私なりに整理したい。

 相続が開始されると、被相続人(亡くなった方)の財産と負債を、相続人が正確に把握するとともに、遺言書があるかどうかを相続人が確認することが重要である。日本では、遺言による相続は海外に比べると少ないともいわれるが、法的に有効な遺言があれば、相続の方向性が明確になり、親族間の争いをかなり防ぐことができる。近年、相続法の改正により、法務局での自筆証書遺言書の保管制度などもスタートしており、遺言のより積極的な活用が考えられる。

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