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プレミアム会員限定不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第71回 社会実践教育体験記 多角的視点で地域資源を磨く

住宅新報 2025年10月14日 号 7面

連載: 不動産学の魅力 明海大学不動産学部

売買・賃貸仲介
  • 不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第71回 社会実践教育体験記 多角的視点で地域資源を磨く

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  • 不動産学部1年 尾崎かがり

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 幼少期から私は間取りやインテリアに興味を持ち、郵便受けに入った住宅情報チラシをよく集めていた。幼少期から興味のあった「家」や「まち」について専門的に学べるという点と「日本で唯一の不動産学部」という点に引かれ明海大学不動産学部を選んだ。大学入学後の学びを通し特にまちづくりや再開発の面に興味を持った。社会実践教育について、大学から飛び出し実務に近い体験ができるなかなかない機会だと思い、自己の成長のためアーリーサマーキャンプに参加した。

 今回の実践教育では、千葉県木更津市を舞台に、木更津駅に併設された図書室「FLAT」や中心市街地などを視察した。また、「いっせんぼく」という湧水地にて、草刈り班、新規遊歩道の設計班、測量班、地域調査班の4グループに分かれ、私は測量班に所属して、測量機器を用いて実務に近い現場体験をした。更に、現地調査した結果を踏まえ、地域の魅力を高めるためのワークショップも開催した。

 私のチームでは木更津駅周辺の駐車場が多い点に注目した。調べた結果、駐車場の稼働率は平均50%前後で推移している。駐車場は空地の有効活用の手法の一つとして考えられるが、稼働率が低くなると、継続運営が困難になり、その結果再び空地になってしまう。また、木更津駅の西口と東口の賑わいの違いにも注目した。2025(令和7)年の地価公示価格をみると、木更津駅東口の商業地は14.4万円/m2、西口は4.75万円/m2である。まちを活性化するには西口の賑わいづくりが必要のため、私たちは木更津駅西口の市営駐車場を「パラスポーツ体験施設」として利活用するという提案をした。通常のスポーツ施設とは一味違い、パラリンピック競技を多く取り入れた施設にすることで話題性につなげる。それにより、地域住民に加え市外からも人を集めることができるのではないかと考えた。

 今回社会実践教育に参加してみて、多角的な視点を持つことの難しさを感じた。現地調査を経て「パラスポーツ体験施設」を提案する際に、木更津駅西口に人の流れをつくる駐車場の活用方法に重きを置きすぎてしまった。それにより費用面などの問題が次から次へと出てきて、それらを提案として成り立つようにまとめることが難しかった。今後は物事を多角的に捉えることができるように学生生活から幅広く多くの情報を取り入れていこうと思う。

【教員のコメント】

 新カリキュラムが始動初年度における社会実践教育の第1弾として実施された内容をまとめたものである。不動産学に携わってまだ数カ月ではあるが、「パラスポーツ体験施設」という発想は非常に良かった。今後、不動産学の視点を融合させた提案が期待される。(麻剣英)

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