東急不動産 都心レジデンス試験導入 居住者専用配車サービス 賃貸収益性アップなど検証へ
住宅新報 2025年9月30日 号 4面
東急不動産は、自社で開発・運用する賃貸レジデンス「COMFORIA(コンフォリア)」シリーズのサービス強化の一環として居住者専用の配車プラットフォームを試験的に導入する。タクシー利用頻度が高い都内の賃貸居住者のシェアモビリティーサービスとして提供する。シェア乗りサービスのNearMe(東京都中央区)と連携し、同社の「RAKU MOVI (ラクモビ)by COMFORIA」を使って品川区の「コンフォリア二葉」(地上6階建て・総戸数81戸)と江東区の「コンフォリア森下リバーサイド」(同11階建て・同180戸)に10月から実証実験として開始する。
実証実験は「二葉」が10月1日から12月31日までで、「森下」が来年1月1日から3月31日まで。今年8月末時点の居住者(契約者含む)を対象にサービスを提供する。両物件を合わせて255人という。
月4回(片道換算)無料で利用できる。4キロ圏域で設定して居住地と東京の6つの拠点をつなぐ。二葉の場合は、(1)品川駅(2)大井町駅(3)天王洲アイル駅(4)戸越銀座駅(5)しながわ水族館(6)アコーディアガーデン東京ベイ。
森下のマンションは、(1)東京駅(2)錦糸町駅(3)秋葉原駅(4)豊洲駅(5)東京国際フォーラム(6)東京ドームとなる。
深夜料金等でのシミュレーション(3500円)を超えた場合に超過分を請求される可能性はあるものの、東急不によれば、「国交省のデータでタクシー利用者は5キロ圏での利用が多い」ことで圏域を設定したという。コンフォリアのメインターゲットは20代~30代の単身者やディンクス。利用イメージとしては、自宅から駅までの移動やイベント・コンサート会場までの移動、雨の日や荷物の多い日などを想定している。
実証中は無料で利用できるが、将来的に本格導入する場合の収益化を念頭に検証を進めていく。同サービスの付加価値が家賃にどのように反映できるかも検証の中で測っていき、選ばれる賃貸住宅と賃貸住宅の収益性アップにつなげるのが狙い。賃貸だけでなく、具体化していないが分譲マンション導入も想定する。
NearMeによれば、過去に別の大手デベの分譲マンションでラクモビを実証実験したことがあるが、賃貸マンションでは今回が初めて。これまで空港利用がメインだったが、最近は都心部の利用が増えているという。利用料金は一般的なタクシーと比べて最大半額とする。























