森美術館「藤本壮介の建築」 建築を身体で体験 万博・大屋根リングも
住宅新報 2025年9月23日 号 9面
森ビルが運営する森美術館(六本木ヒルズ・森タワー53階)は、11月9日まで「藤本壮介の建築:原初・未来・森」を開催している。藤本氏は、大阪・関西万博の大屋根リングや三菱地所のトーチタワーなどを手掛けた建築家。5分の1スケールの大屋根リングの部分模型のほか、これまで手掛けたプロジェクトの模型やスケッチなどを大胆な手法で展示している。来場者からは、「藤本氏の頭の中を覗き込んでいるよう」「展示方法がユニークで楽しめた」など、建築家の思想を体感できた、建築に詳しくなくても理解しやすかったという趣旨の感想が寄せられたという。
今回の展示会を実現した経緯としては、「新しい建築展のあり方を共に思考してくれる建築家として、22年末頃に森美術館から藤本氏に声をかけた」(森美術館)。建築家の思想やコンセプトが建築に携わる人だけでなく、一般の、幅広い層の鑑賞者に分かりやすく伝わり、身体的な体験として建築を楽しめる展覧会を追求してきたという。
入館してすぐの300m2超の広さの展示空間に、100を超えるプロジェクトの模型やアイデアの断片であるオブジェなど1000個超を天井も使って配置。藤本氏が手掛けた建築の全体像を一望できるようにした。

























