柔軟なオフィス環境生産性などに好影響 野村不、メディアセミナー
住宅新報 2025年8月19日 号 9面

野村不動産はこのほど、同社が手掛けた大規模複合開発「ブルーフロント芝浦」(東京都港区)の「タワーS」で、「オフィス環境は職場のパフォーマンスに影響を与えるのか」と題したメディアセミナーを開いた。オフィスのあり方について共同で研究している一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科准教授の永山晋氏が登壇。「多様な場所が選択できるオフィス環境(柔軟オフィス)は、ワーカーのパフォーマンスを高めるのか」についての研究結果を説明した。
研究では、同社社員約200人を対象にフィールド実験を実施し、「生産性」「仕事のウェルビーイング」「仕事の先延ばし(合理的とはいえない仕事への取り組みの遅延)」の3つを測定した。結果について永山氏は、「柔軟なオフィス環境はいずれにもポジティブな影響をもたらす。とりわけ、誠実性が高い(自己規律が高い)人、リラックスしながら多様な場所を活用する人にとって特に有効」と説明。ただ、「多様な選択肢があるだけでは不十分で、ワーカーがそれを戦略的に使いこなす必要がある」「柔軟オフィスでは、誠実性が低い人に対してマネジメントの工夫が必要」と指摘した。
























