都心ヒルズがつなぐ「エコロジカルネットワーク」 森ビルが分析
住宅新報 2025年7月8日 号 4面
森ビルは6月30日、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)開示に伴い、アークヒルズや六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズといった同社が東京港区で開発・運営している大規模複合施設が自然・生物多様性に与えているポジティブインパクトを調査・分析した結果を発表した。同社の特徴である各ヒルズ内に設けた緑地と周辺の主要な緑地との相互作用で、約180種の昆虫が往来する「エコロジカルネットワーク」が形成されていること、更に、生物多様性や炭素蓄積量に富む豊かな土壌が形成されていることが分かった。
TNFDとは、自然資本に関するリスクと機会を企業が把握し行動していくための情報開示フレームワークで、21年に発足した。国際的なスタンダードになりつつあり、不動産業界でも開示する企業が相次いでいる。
同社は1986年竣工のアークヒルズを始め、愛宕グリーンヒルズや、六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、麻布台ヒルズといった各ヒルズ開発において緑地の整備を進めてきた。創出された緑地は90年代には1ヘクタールほどだったが、近年は10ヘクタールに増加。将来的には12ヘクタールを超える見込みだ。






















