クリーク(東京都世田谷区) 成約履歴、値付けの武器に 買取再販FC「ワンリノ」加盟
住宅新報 2025年6月24日 号 6面

エフステージ(藤島昌義社長)が展開する買取再販に特化したフランチャイズ「ワンリノネットワーク」は、首都圏の中古マンションを仕入れ、リノベーションで新たな価値を創造する企業ネットワークだ。DX、ノウハウ共有、ワンストップリノベーションの3サービスを軸に、加盟企業の事業成長を後押しする。
仕入れ営業のビッグデータに着目し加盟したのがクリーク(東京都世田谷区、小川貴之社長=写真)だ。インテリックス出身の小川社長が2005年に創業した。東京都内を中心に、年間35件ほどを手掛ける。全体の8割を区分マンションが占め、実需のファミリー層が多いというが、土地や中古戸建て、一棟収益のリノベ再販に対応する。
「ワンリノネットワーク」には21年4月に加盟した。「価格が読みづらい市況の中、売主物件の販売履歴が分かる『ワンリノ』の売主物件データシステムが魅力だ。リノベ再販の正確な成約価格が把握できるので、仕入れ営業の効率化、価格変動時の対応に役立つ」と説明する。
異業種からの中途採用も多い同社では、「売主物件データに基づいた正確性の高い査定に取り組み、相場感を養えるので人材育成につながる。決裁権者にとっても未開拓のエリアでも客観的に判断できる」と説明。過去の販売図面も閲覧できるため、リフォームに向けた売れ筋ポイントの判断がしやすいという。
販売単価の仕様追加をワンリノ本部にリクエストするなど、より使いやすい機能整備に寄与しているようだ。
「自分が住みたい」家づくり
小川社長のリノベーションに対する信条は「自分が住みたい家をつくる」。例えばラグジュアリーホテルのテイストで仕上げるため、オーダーキッチンや洗面台、タイル、スイッチプレートの1つ1つといった細部までこだわる。「デザイン性を求めて内装コストが増すのは当然。1センチ1ミリにこだわりを持っている。その魅力を評価してくれる買い手に届けばいい」と話す。
拠点とする東京・城南エリアは、他エリアからの購入希望者も多いという。「当社の平均販売価格は8000万円だが、1.5億円ほどまでは十分動くエリア。デザイン性の高さが響くこの地を主戦場としたい。ものづくりの会社としてのこだわりを追求し、価格に見合うデザイン性の高いリノベ物件を手掛けていくことが課題」と話す。
将来的には現在の倍の20人体制を構築し、年60件の販売を構想する。「仲介業者、同業者の認知度を高め、城南エリアで圧倒的な存在感を発揮したい」と意欲を見せる。























