人材育成で産学連携 センチュリー21 明海大学 調査、実務教育の機会創出
住宅新報 2025年6月17日 号 6面
不動産フランチャイズ(FC)を展開するセンチュリー21・ジャパン(園田陽一社長)と、日本で唯一の不動産学部を有する明海大学(中嶌裕学長)は、不動産業の人材育成に取り組む。6月10日、千葉県浦安市の同大浦安キャンパスで産学連携協定を締結した。学術・実業分野の両面から次代の不動産業を担う人材の育成を図り、業界の発展に寄与する目的だ。同社にとって初めての産学連携となる。
具体的には、明海大は学生に対する意識調査や同FC加盟店が行うインターンシップへの学生派遣等の支援を行う。センチュリー21は、学生への不動産実務教育の機会提供等を支援する。両者で組成した協議体で、企画や実施計画などを定めていく。
園田社長は「学業と実業の連携が豊かな社会を生み出す。不動産マーケットが様変わりし、人とデジタルの分業という転換点で人材をいかに育てていくか。特にビジネスとして収益化する機会を提供し、不動産業界で高みを目指す人材の輩出に寄与したい」と述べた。中嶌学長は「不動産分野を核に、知見と資源を持ち寄り、人材育成と業界発展という共通目的を目指す提携だ。学生にとっては社会とつながる実践的学習を、企業に対しては将来の担い手となる人材との接点を提供できる」と展望した。
締結式に出席した中城康彦不動産学部長は、今春のカリキュラム改編で示す「社会実践教育」の受け皿としての役割に期待を寄せ、「学部生は不動産流通の基礎知識を有しているが、空き家を通じた地域貢献をしたいという学生も増えている。実業との連携を通じ、いかに収益化できるかなど実践的な学びを進めたい。また、高校生等への認知という課題がある中、全国展開するセンチュリー21の知名度にも期待する」と述べた。

























