住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く 第7回 「履き道楽」を満たす下足入れ
住宅新報 2025年5月20日 号 4面
日本の分譲マンションにトールタイプの下足入れが導入されたのはいつ頃からか。少なくとも昭和時代のマンションの下足入れは低かった。下足入れの上に花びんを置き、その上に額入りの絵を飾っていた時代である。
平成に入り、10年ほど経って21世紀に入る頃から、玄関の壁一面を下足入れにするケースが一気に増加。更に小部屋のようなシューズインクロークもしくはシューズインクローゼットが登場し、「靴をしまう場所」が飛躍的に拡大した。
それは、靴道楽の人が意外に多いことの影響だろう。1人で20足、30足の靴を所有する人がいるため、4人家族のために80足とか100足といった大量の靴をおさめるスペースが求められるようになった。






















