さくら事務所 大規模修繕で癒着構造を指摘 業界横並び〝出来レース〟 公取立ち入りで浮かび上がる
住宅新報 2025年5月6日 号 7面
個人向け不動産コンサルティングを手掛けるさくら事務所(東京都渋谷区、大西倫加社長)は4月22日、マンションの大規模修繕での談合疑惑を巡って公正取引委員会が独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで施工会社とコンサルティング会社に立ち入り検査したことが報じられたことを受けて管理会社と施工会社の癒着が常態化と、コンサルティングのあり方について発表した。
同事務所によれば、複数社に見積もりを依頼しているのに工事金額が横並びなどが業界に横たわる〝出来レース〟構造としている。極端に安い設計監理費用にも注意が必要だとし、その背景として「裏で施工会社からバックマージンを得ることを前提としている」と指摘する。このほか、応募してくる施工会社が1~2社しかいなかったり、毎回同じ会社、見積もり金額が修繕積立金の残高とほぼ一致する、といったことも出来レースだと指摘する。「他社が明らかにやる気がない」ように見える場合も注意が必要とみる。このような癒着に巻き込まれずに修繕工事を進めるためには「プロポーザル方式」をアドバイスする。同社では第三者的な立場を堅持して設計業務は行わないという。























