自然と伝統の融合した白馬岩岳の街並み活性化(株) 東京の人気カフェなど誘致 古民家も活用で居心地を追求
住宅新報 2025年4月1日 号 7面

「自然と伝統の融合した白馬岩岳の街並み活性化(株)」(長野県北安曇郡白馬村)は、長野・白馬岩岳地区に残る複数の古民家や店舗をリノベーションし、宿泊施設や飲食店として一体運営する事業モデルを展開している。空き家や廃墟が懸念される観光地で、リノベーションによる建物の再活用と、従来は個別運営されていた施設の集約化で、運営コストの削減やサービス品質を向上させ、持続可能な観光地づくりを推進している。
同社は、リゾート施設を開発・運営するズクトチエ(同)の子会社として、同地区の街並みの活性化を目的に18年に設立した。直近の事例としては、リノベーションした宿泊施設の一つである『旅籠丸八 弐番館』の一角に、東京・世田谷で人気店というカフェ『CITY COFFEE SETAGAYA』を誘致し、3月14日にオープンした。地域の住民や観光客が〝ちょっと寄りたくなる〟ような居心地の良い空間を目指しており、地域に新たな魅力を加えた。
同社によると、同地区周辺は、バブル期にスキー場の山麓宿泊街として50軒以上の宿泊施設があったが、15年ごろには最盛期の半数に減少したという。こうした背景に同社では、前述のリノベーションしたリゾートホテル『旅籠丸八 壱番官・弐番館』や、築160年以上の古民家をリノベーションした町のセントラルダイニング機能を持ち、100席以上を擁する『庄屋丸八ダイニング』、19年に伝統的な建築様式の土蔵を活用した『同 参番館』を開業した。





















