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スタンダード会員限定フージャース 小川社長が記者会見 シニア分譲 60代取り込み成長 今後は地方都市圏に進出

住宅新報 2025年2月18日 号 5面

マンション・開発・経営
フージャース 小川社長が記者会見 シニア分譲 60代取り込み成長 今後は地方都市圏に進出

 シニア向け新築マンション分譲事業などを手掛けるフージャースホールディングスは2月12日、小川栄一社長が出席し、報道関係者向けに会見した。小川社長は質問に答える形で次のように語った。

 弊社の特徴をひと言で表わすと「地方・シニア・富裕層」だ。この掛け合わせで、16棟2500戸のシニア向け分譲マンションを供給・運営してきた。今後10年間は高齢者は増え続ける。今のシニア世代は一定の蓄えもある。サービス付き高齢者住宅(サ高住)ほどではなく少しのサポートで、アクティブシニアを支えていく形の需要は今後も伸びていくだろう。社会で活躍したシニア世代はプライドも高く、自己主張も強い。それが大手企業にとっては、シニア分譲事業参入の障壁になっている。我々としてはそこがビジネスチャンスだ。

 シニア分譲は今まで首都圏を中心に展開してきたが、今後は東海、近畿、九州の大都市圏にも進出していきたい。一方で産業が強く、特徴のある地域を選んで供給すれば、そこの富裕層が購入してくれる。ただし地域コミュニティーが強いところは難しい。それを断ち切ってまでの〝引っ越し〟はしない。首都圏で成功している一因は地域コミュニティーの希薄さもあると思うので、傾向の似た都市となると名古屋、京都、大阪、神戸、福岡が今のところはターゲットとなる。

60代もターゲット

 シニア分譲購入者の平均年齢は75歳だが、10年後に購入時の9掛けくらいの価格で中古流通が成立している。財産として残り、相続対策にも適していると言える。我々の提供するサービスが付いているので、減価償却よりも割高で売却できる。70代の顧客の購入理由は「不安だから」が最上位にくる。我々の工夫、努力で「楽しいから」が購入理由になって60代までターゲットにできれば、爆発的に業績は伸びるのではないか。

 女性用の新築分譲コンパクトマンションの開発をここ何年かやってきたが、建築費高騰で難しい局面を迎えている。一方で、1棟売り賃貸マンションは順調だ。これまで賃貸マンションはオーナーのために、利回り重視で作られてきた。我々は今、分譲事業のノウハウを賃貸開発に投入し、賃料を上げられるような使い勝手の良い間取りを備えたものを開発している。投資家も喜び、我々の実績にも反映されている。しばらくは注力していきたい。

 会社設立30周年を迎えた。今後も人のやらないことがビジネスチャンスと捉えてニーズに応えながら、ブランド力を高めて、次のステージへと進んでいきたい。

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