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スタンダード会員限定「ワンリノ」加盟のFindホーム 「売主物件の価値高めたい」 仕入れ・販売強化に手応え

住宅新報 2025年2月11日 号 6面

売買・賃貸仲介
「ワンリノ」加盟のFindホーム 「売主物件の価値高めたい」 仕入れ・販売強化に手応え

 2018年創業のFindホーム(埼玉県所沢市、松岡達哉社長=写真)は、東京、埼玉、神奈川エリアで買取再販業に特化する。中古マンションリノベーションのエフステージ(東京都文京区)が展開するマンション買取再販フランチャイズ「ワンリノネットワーク」への加盟を追い風に、営業力と販売戸数を伸ばし、売上高は50億円に到達。「リノベーション物件が価値を生む」との信条の下、業界のけん引役を目指す。 

 同社の買取再販業の構成は、中古マンションが9割、中古戸建てが1割。仕入れ対象物件は幅広く、築年数や専有面積を制限しない。市場の動き、物件の再販価値の見極めが原則とした上で、「実需目的で、比較的ファミリー向けが多い」と説明する。

 現在は物件取扱数の8割が東京都。埼玉、神奈川はそれぞれ1割程度という。第6期(24年7月期)は販売件数110件、売上高50億円と増収。今期も同65億円へ向け、順調に推移しているとする。

 業績好調の要因が21年2月に加盟した「ワンリノネットワーク」だ。エフステージが長年培ってきたノウハウ・システム・ブランド力を基に、中古マンションの買取再販事業を拡大させたい不動産企業を総合的にサポートするもので、19年3月に始動した。

 松岡社長は「売主として事業展開していこうと考えた時期に、エフステージの取り組みの方向性に共感し、確信に変わった。自社になかった豊富な売主データのシステムも大きな武器」と振り返る。各エリアの相場情報や交流会が寄与したとも言い、「経営者ならではの苦労話の共有など、人脈の広がりが身にしみたのは加盟後の気付き。金融機関の紹介といった実務面での成果もある」と話す。

 30人体制の同社では、約半数を占める営業人員が仕入れに注力する。内部人員としてインテリアコーディネーターを抱え、内装設計やホームステージングによる家具付き販売などで付加価値を提供している。イラストレーターによる間取り図作成も特徴だ。

 内装施工は「妥協せずに必要なコストをかける」と松岡社長。例えば、販売価格4000万円の物件の場合、施工の1m2単価は10万円、好立地の場合、同20万円もいとわないという。他方、施工部門は自社で抱えず、他社とのパートナーシップで展開する。今後、販売件数、売上高を伸ばす上で、物件の仕入れから販売までの回転率が課題とし、1回転150日を当面の目標に掲げる。「工期の短縮も含め、パートナー企業の拡大もにらむ」との意欲を示す。

 現在35歳の松岡社長は、40歳までに売上高100億円を目指す。市況については「人の流れも物件の動きも現在は東京に集中しているが、いずれ落ち着きが出たタイミングでは、郊外需要をつかむ準備を進める」と言い、「価値が下がった不動産も、売主物件としてリノベーションすることで生まれ変わる。ワンリノの仲間と買取再販事業を引っ張っていく」と語った。

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