知って得する建物の豆知識 393 外装タイル 様々なデザイン、スタイルに対応
住宅新報 2025年1月28日 号 9面
連載: 知って得する建物の豆知識
建築用タイルの歴史は古く、紀元前4600年頃の古代エジプトのピラミッドに、王家の象徴として青い釉薬をかけた、タイルが使用されていたことが分かっています。メソポタミア・バビロンの城壁(紀元前600年頃)には、施釉によるライオンのレリーフが施さたタイルが用いられています。ローマ時代のイタリアではモザイクタイルが盛んに作られ、床や壁を華やかに飾りました。ポンペイ遺跡などからは、当時の生活様式を垣間見ることができます。
イスラム圏ではイスラム教の偶像崇拝を禁ずる教義から信仰心の象徴として、幾何学模様や植物模様の美しいタイルが使われました。サマルカンドやブハラではターコイズブルーのタイルが特に有名です。スペインのムデハル様式ではイスラムの影響を受けたキリスト教建築が発展し、天井や壁に複雑な幾何学模様のタイルが施されました。
我が国では明治時代以降、西洋建築の導入と共にタイルが日本に広まりました。当初は輸入タイルが用いられましたが、その後、陶磁器の技術を応用した国産タイルが開発され、住宅や公共施設の壁や床に広く使用されています。

























