賃貸に〝柔らかいロボット〟 ウェルビーイング向上へ 長谷工、ブリジストンと実証実験
住宅新報 2024年12月17日 号 5面
長谷工コーポレーションは入居者のウェルビーイング向上を目的に、運営している共創型賃貸住宅「コムレジ赤羽」(東京都北区)の共用部に、ブリジストンの社内ベンチャーであるソフトロボティクスベンチャーズが開発した〝心を動かす柔らかいロボット〟を実験的に設置した。その共同実証実験に関する説明会を12月9日に開いた。
同ロボット「umaru」はブリジストンのゴム人工筋肉を用いて制作した装置で、人が寝転ぶとハンモックのように体を包み込み、ゆっくりと背中を押し上げたり沈み込んだりを繰り返す。利用した入居者からはリラックス効果や、「umaru」をきっかけに会話が生まれたといった声が寄せられ、同社では「心が和らぐというumaruの体験価値を確認できたと同時に、新たな価値として人々をつなげる効果の可能性を確認することができた」としている。
「コムレジ赤羽」は22年2月に竣工した総戸数340戸の賃貸住宅で、社会人棟と一般棟、学生棟の3棟構成。現在の稼働率は社会人棟が約8割で、一般棟と学生棟はほぼ満室。今回の「umaru」は、社会人棟と一般棟の入居者が利用するコワーキングスペース「ツドイラウンジ」に設置した。約2週間で130回利用され、アンケートでは約95%がリフレッシュ効果を、約80%がストレス解消効果を、約55%が外向きの社交性促進を体感したことが分かった。
長谷工コーポレーションの担当者は「帰宅後やコワークスペースで仕事をした後、ジムで身体を動かした後など生活の流れの中で利用され、またそれが周囲の人と交流するきっかけになっているようだ」と話す。
同社では住まいにおけるウェルビーイングを重要視しており、千葉県市川市の賃貸住宅「サステナブランシェ本行徳」では睡眠の質向上やバーチャル森林浴によるリラックス効果などの実証実験も行っている。























