明治神宮第2球場の解体工事 樹木の移植伐採に着手 三井不など4事業者
住宅新報 2024年11月5日 号 4面
神宮外苑再開発を進める三井不動産、日本スポーツ振興センター、明治神宮、伊藤忠商事の4事業者は10月28日、明治神宮第2球場の解体工事等に伴う移植伐採作業に着手した。
移植にあたっては、樹木医の立会い・指導のもと、(1)移植の事前準備(根回し)(2)剪定(3)養生・運搬(4)植付けの工程で作業を行う。(1)の作業については既に実施済みで、28日は一部樹木について(2)~(4)の作業を実施した。「今後も環境影響調査評価書などで示した方法に基づき、各施設の整備計画に合わせ、適切な時期・手法を選択して実施していく」(三井不動産広報部)。
根回し作業とは、樹木移植に先立って行う一連の準備作業で、細根の発生を促進することで水分や栄養の摂取も促進され、移植後の根付きが良好になる。
剪定作業は、移植後に根からの養分・水分の吸収と葉からの蒸散のバランスを取るために、あらかじめ枝葉量を調整する。
養生・運搬作業は、環境の変化を避けるために移植工事中の運搬時間を極力短くし、樹木自体に損傷を与えないよう、根鉢・幹・枝などを保護して運搬する。
植付け作業は、まとまったエリアを移植先として確保し、良質な植栽客土を敷き詰めて根付きを良くすると共に、土中に根が伸びるスペースを十分に確保する。舗装面からの照り返しや乾燥にも配慮し、植栽環境を整える。
「可能な限り多くの樹木を保存できるよう配置配棟を検討し、現地保存が困難と判断された樹木は移植する」(三井不動産広報部)。
一方で、「重点対策外来種」「既存施設に近接し、移植に必要な根回しができない」「樹勢等が弱っている」などの理由で、移植が不可能と判断された樹木や、移植後の健全な生育・樹形の維持が困難と見込まれる樹木は、やむを得ず伐採するとしている。























