三菱地所 ベトナムで初の物流施設 2物件で総事業費135億円
住宅新報 2024年10月29日 号 4面
三菱地所は、同社グループとして初となるベトナムでの物流施設開発に着手した。ホーチミン近郊のロンアン省で「ロジクロス ナム トゥアン」を10月に着工、北部ハイフォン市で「ロジクロス ハイ フォン」を11月に着工する。両物件の総事業費合計は約135億円を見込んでいる。
「ロジクロス ナム トゥアン」は、ベトナム最大の商業都市ホーチミンへ車で50分の立地。敷地面積約11.5ヘクタール、延べ床面積約6.4ヘクタールで、鉄筋コンクリート造、鉄骨造(屋根)。2025年6月竣工の予定。
最小約3000m2から分割可能な平屋建てマルチテナント型物流施設を3棟供給する。うち1棟には両面バース(荷捌き場)を採用し、クロスドッキング等の物流オペレーションを必要とする事業者ニーズにも対応する。
非常用発電機を設置し、災害・停電時のテナント企業の事業継続をサポートする。全館LED照明や節水器具の導入、エネルギー効率の最適化等で、米国グリーンビルディング協会のLEED BD+C Certified認証を取得する予定だ。ロンアン省では行政のバックアップを受けて外資系製造業の工場誘致や移転集約が進み、物流ニーズの増大が期待される。
「ロジクロス ハイ フォン」は、敷地面積約15.1ヘクタール、延べ床面積約8.8ヘクタールで、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造。25年8月竣工の予定。
北部最大の国際貿易拠点であるハイフォン港エリアの物流適地。日本・韓国・中国・台湾・米国等の外資系製造業の投資が進み、大規模な工業団地を多数有する「ディンブー・カットハイ経済区」の中心に位置し、主要高速道路インフラの整備により、北部最大の消費地であるハノイや中国国境へも陸路でのアクセスが良好。
2棟構成で、高付加価値のオペレーション構築に対応する高床式バースを採用。内部には人感センサー付きLED照明や節水器具の導入で、エネルギー効率の最適化を図る。国際金融公社のEDGE認証で3段階中レベル2に該当するEDGE Advancedを取得する予定だ。
三菱地所は2010年に、ベトナムでの事業に初参画。19 年に現地法人をホーチミンに立ち上げ、20年にはハノイに支店を開設し、オフィスや分譲マンション開発など複数の事業を推進してきた。























