安心ストック住宅推進協会調べ 周辺より2.5倍早く売却 「安心R住宅」活用で
住宅新報 2024年9月10日 号 11面

安心ストック住宅推進協会(高橋正典代表理事=価値住宅代表取締役)は、国土交通省による23年度住宅ストック維持・向上促進事業の採択を受けて、「安心R住宅」として販売された物件の成約期間を調査した。それによると、安心R住宅ではない周辺物件の売り出し開始から成約までの平均期間が109.81日だったのに対し、「リフォーム提案型」(調査対象物件29件)による安心R住宅の平均成約期間は43.66日となり、周辺物件よりも約2.5倍早く成約に至っていることが分かった。
「安心R住宅」(特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度)は、「不安」「汚い」「わからない」といった従来のいわゆる中古住宅のマイナスイメージを払拭し、「住みたい」「買いたい」既存住宅を選択できるよう、17年に国交省が創設。18年4月から標章の使用を開始した。23年度末までの6年間の実施件数は累計9005件。当初3年間に比べて直近3年間で約2.3倍に増えている。
その内訳を見ると、総数のうち、「リフォーム済み物件」が8087件(89.8%)となり、大半がリフォームしてから販売する買取再販物件だ。費用情報を含むリフォームプランを示す「リフォーム提案型物件」は918件(10.2%)にとどまっており、仲介する不動産会社の多くがリフォーム知識やプラン制作に課題を抱えていることがうかがえる。
同制度の登録事業者団体である同協会では、「リフォームプラン並びに見積もり」を提供できる体制を構築しており、リフォーム等建築に関する業務のアウトソースを可能としている。























