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スタンダード会員限定イタリアの田舎暮らしモデルに再生 三重・人口200人の港町 築35年空き家をゲストハウス

住宅新報 2024年8月20日 号 7面

売買・賃貸仲介
  • イタリアの田舎暮らしモデルに再生 三重・人口200人の港町 築35年空き家をゲストハウス

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 イタリアを仕事で訪問する機会が多い福村さんは、ワイン用のブドウ畑の広がるトスカーナのシエナやピエモンテのアスティ、アルバなどを訪れた際に「アグリツーリヅモの存在を知った」と話す。アグリツーリヅモとは、アグリコルトゥーラ(農業)とツーリズモ(観光)を合わせた造語で、農村の古民家などに宿泊し、時間を気にせず自然を感じながらゆったりと滞在することだという。

 イタリアの農家に宿泊した体験がビジネスになると感じ、福村さんの目には、イタリアでの田舎暮らしが豊かでぜいたくに映った。この暮らしをどこで実現できるのか考えたときに、「生まれ育った和歌山県が頭に浮かんだ」と語る。老後の夢と思っていたが、コロナの影響で外食産業が打撃を受けたことや地域貢献に対する思いが重なり、「先だと思っていたゲストハウス経営を開始した」と話す。

 空き家バンクを通じて出会った物件は、豊かな自然と海に囲まれ、かつては陸の孤島だった人口200人ほどの小さな港町にたたずむ。「紺碧の美しい海の風景と、物件の2階から臨む二木島湾の景色に一目ぼれした」と即決。築35年の中古物件は、延べ床面積約89m2で、間取りはベランダとテラス付きの1LDKだ。15年間空き家だった古い建物や懐かしさが残る室内の雰囲気を生かしながら、壁や床などをセルフリノベーションした。費用は家具家電なども含めて、「200万円ほどに抑えることができた」という。購入から3カ月後の21年11月にオープンした。

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