不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第12回 プログラムで伝建地区研究 屋根が街の統一感を表現
住宅新報 2024年7月30日 号 7面
千葉県香取市佐原の小野川周辺は、伝統的建造物群保存地区(以下、伝建地区)に指定されている。伝建地区は、歴史ある街並みを保存する地域であり、江戸時代の街並みが残されているのが特徴的だ。保存地区内の新たな建築は、その街並みに沿ったルールで建てられるため、木造建物で街並みが保たれていることが感じられた。反対に、保存地区外では、住宅街など、現代の街並みが並んでいた。その差が明確に分かるぐらいのルールが設けられていることを実際に現地に行き感じた。
佐原の小野川周辺を対象地とし、プログラムを使用して街並みの屋根を表現する課題に取り組んだ。現地見学後、一つ対象建物を選び、屋根の形状表現をする。筆者の選んだ建物は、切り妻・平入りの屋根で出来ていた。屋根の形状をコンピューター上で表現するには、X・Y・Zの3次元座標値で定義された三角形の集まりで表現する。
その後に、佐原の街全体に屋根が載るのか確かめる。全ての建物に屋根が載るのではなく、条件に合った建物にしか載らない。その条件は、建物の大きさ、間口と奥行き比によって判断され、対象建物と同等のものには、前に作成した屋根が載り、プログラミングで指定した色の屋根がかかる。
























