ESR×熊本県×八代市 物流拠点構想で覚書締結 九州をゲートウェイ化へ
住宅新報 2024年6月25日 号 4面

ESR(東京都港区、スチュアート・ギブソン社長)と熊本県、八代市の3者はこのほど、「県南地域の発展に向けたやつしろ物流拠点構想の推進に関する覚書」を締結した。立会人は八代市の企業誘致アドバイザーを務めるマーキュリーキャピタル(東京都港区、韓敬三社長)。今後、具体的な施策を検討していく。
熊本県が2017年9月に策定した「やつしろ物流拠点構想」は、九州屈指の交通結節点としての機能が高まる八代地域(八代市、氷川町)に九州の生産拠点を結ぶハブ機能を持たせ、「九州のゲートウェイ」化を目指すもの。
八代地域は九州の中央に位置し、県内最大の国際貿易港でクルーズ船拠点である八代港(写真)を保有。九州縦貫自動車道及び南九州西回り自動車道のICや九州新幹線の新八代駅もあり、九州内の主要都市までのアクセスに優れる。東京・大阪までとほぼ同距離内に韓国、台湾、中国があるのも強みだ。
更に、県下有数の工業都市として発展してきた産業の集積、豊富な農林水産資源を生かし、食関連の研究開発機能や企業を集積させる「くまもと県南フードバレー構想」の推進、松浜軒や日奈久温泉などの観光資源やユネスコ無形文化遺産である八代妙見祭等の伝統文化など、構想推進を支える地域資源が豊富だ。
21年に発表された半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)社の熊本県進出を契機に、半導体関連産業の進出や増設も進んでいる。
ESRのスチュアート・ギブソン社長は「熊本県南部が九州の経済産業の中心として発展するポテンシャルに期待する。今後10年から15年の間に10億米ドル規模の投資をする可能性がある」としている。





















