三井不動産リアルティ 24年3月期決算 仲介堅調も営業減益 処遇改善や出店コスト増など響く
住宅新報 2024年5月28日 号 6面
三井不動産リアルティは5月23日、2024年3月期の決算概要について専門紙向けに説明会を開いた。中古マンションなど実需向けの住宅売買などが堅調に推移し、売上高に当たる営業収益は1859億円と2期連続で過去最高を更新した。本業のもうけを示す営業利益では、過去最高の前期の利益水準にわずかに届かず289億円と減益だった。営業減益は費用の増加が影響した。働き方改革や賃上げムードが高まる中で、社員の処遇改善や人材採用、販売促進に伴う広告費、資源高などコストプッシュ型のインフレ下での店舗出店などが前期を下回った要因だ。
時間貸し駐車場「三井のリパーク」は管理台数を減らした。今年2月にブランドを「三井のカーシェアーズ」に改めたカーシェア事業では、会員数が期末時点で46万組と前期比で25%増加した。車の台数も1000台以上増えた。
同社取締役常務執行役員の岡村光浩氏は、売買仲介について「東京都心は絶好調で、取引件数・単価とも2割増しで推移した。下期から需要が盛り返し、特にマンションは年明けに成約が急増した」と述べ、今期も引き続き堅調に推移するとみる。大阪圏は手数料・情報量ともに堅調に推移し、福岡市では坪400万円など新築マンション価格の高騰に引っ張られる格好で、中古取引が好調だという。
























