大京 名古屋で高級マンション 100m2超 全戸1億円以上
住宅新報 2024年3月19日 号 5面
大京は3月13日、名古屋市で建設していた高級分譲マンション「リジェ南山」(全35戸)の竣工を発表した。名古屋を代表する高級住宅地、同市昭和区南山に立地する地上3階地下1階建て、全戸100m2超の低層マンション。価格は1億3000万~3億500万円で全戸が1億円を超える。現在、市内で販売中のマンションの中では最も高額という。
「リジェ」は、同社が供給する分譲マンションの中で最上位の名称で、今回の「南山」が6棟目(竣工ベース)、東海圏では初となる。
立地は閑静な「第一種低層住居専用地域」であると同時に「第一種風致地区」でもあり、約1500坪の敷地に緑地(緑地率30%)と3棟35戸をゆったりと配置した。もとは近くの教会の寄宿舎が建っていた土地。「戸建て住宅の多いエリアで1500坪もの広い敷地を持つゆとりある物件は希少性が高い」(同社)という。
23年3月から既存顧客や紹介などインナー販売を開始し、これまでに16戸が販売済み。「想定通りの進ちょく」(同社)だ。会社経営者などの実需が大半。残り19戸を3月下旬から一般販売する。
間取りは2LDKと3LDK(105~160m2)で、間口が12メートル以上という広々とした空間設計。更に、最上階は全てペントハウスで、室内の階段を上ると広々としたルーフバルコニーがあり、開放感ある景色が望める。
購入者は会社経営者らでホームパーティなど来客が多いと想定し、全戸とも、客を招くリビングダイニングと、プライベートな寝室・洗面を廊下で区切るゾーニングとした。
駐車場は全区画ともEV充電対応可能な平面式で、総戸数に対して100%用意した。また、「ZEH-M Oriented」仕様を採用し「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」による第三者認証を取得した。
高額帯を積極化
同社名古屋支店の佐々木通支店長によると、名古屋圏のマンション市場は、「関東圏や関西圏と比べて供給量に大幅な変動がない」といった特徴があり、また実需目的が多いため売れ行きは底堅いという。
ただ、近年は建築費の高騰に伴い販売価格は上昇。一次取得者に手の届きやすい価格にするために、専有面積を圧縮した住戸にすると、名古屋圏は広さを求める人が多く、また駐車場も必須なので、需要が戸建て住宅に流れてしまうという。「一次取得者向けのラインアップばかりでは事業が難しい」(佐々木支店長)。そのためグレードを高めた商品(高級路線)に力を入れていく方針だ。























