モゲチェック 住宅ローン市場24年予測 最速4月 マイナス金利解除 固定型下落、変動型も低位安定
住宅新報 2024年3月12日 号 6面
日銀の金融政策決定会合が3月18~19日に控えている中、住宅ローン比較サイト「モゲチェック」を運営するMFS(東京都千代田区)は、住宅ローン金利の動向と今後の見立てを示した。同社取締役COOの塩澤崇氏は、マイナス金利の解除は最速で4月と想定し、このタイミングでなければ7月に解除すると見立てた。仮に3月に解除すれば基準金利の引き上げが4月1日に判定され、新規の金利適用は7~12月とする。4月解除ならば10月1日に判定し、来年1~6月に新金利の適用になる。日銀が決断して発表した後に金融機関が対応するとし、憶測で住宅ローン金利が上がることはないとした。
個人的な見解として塩澤氏は、「ゼロ金利やマイナス金利を導入した際に短プラ(基準金利)を引き下げなかったことを踏まえると、マイナス金利解除で短プラを引き上げるのは筋が通らない」とも語り、今後の展開で短プラが上がれば消費者が置いてけぼりになりかねないと指摘。「金利が上がるときには賃金も上がっているものだが、例えばどのような職種が上がりやすいのかなどを見ていく必要もある」と消費者からの問い合わせに応じているという。最近の銀行の動きにも触れ、「マイナス金利解除で短プラを上げられるよう行内では準備をしているが、横ならび意識が強く他行を気にしている」といい、地銀はメガバンクの動向に注視しているとした。
モゲチェック利用者の動きとして、検討する金利タイプは直近2月で変動金利が54%と半数以上を占めており、固定金利は4%、10年固定が1%にとどまる。半面、「わからない」も4割占めている。今後の米国の政策金利動向に目配せするべきだとし、24年の金利予想として国内の固定型は下落し、変動型も低位安定が続くと見通した。固定金利を選択したり、固定に借り換える場合は米国の利下げがサインの一つになるとした。
























