千駄ヶ谷で次世代オフィス 防災対応で電力と水源確保 翔設計「鈴福ビル」
住宅新報 2024年1月23日 号 5面
建設総合コンサルタント企業の翔設計は1月16日、東京都渋谷区千駄ヶ谷に完成した防災対応や地域共生などに配慮した〝次世代オフィス〟「SUZUFUKU BUILDING(鈴福ビル)」の内覧会を開いた。地上7階建て、延べ床面積3568m2。オーナーである鈴福産業からの依頼で築約50年のビルを建て替えた。1階の店舗以外は全フロアとも既に契約(内定含む)済み。
「安全・安心で地域に愛される建物にしたい」というオーナーの思いから、「防災対応」「情報地域コミュニティ」「省エネルギー」「新たな働き方」「外観デザイン」「事業性と継承」の6点をコンセプトとした。特に防災対応では、大震災が発生した場合にはビルの利用者(テナント)が帰宅できず数日間はビルに滞在することを想定し、電力と水源の確保に重点を置いた。太陽光パネル(屋上)と蓄電池を備えると共に、V2H対応のEV車を用意し、電源供給として利用できるシステムとした。非常時には、EV車の電力をビル内に送電する。同社によると、「蓄電池よりもEV車のほうがコストメリットがある。EV車ならば、停電していないエリアで充電してビルに戻ることも可能」という。
また、水源として敷地内に井戸を設置。断水した場合、ビル内はもちろん、地域住民の水源としても利用できる。






















