森ビル、麻布台ヒルズの震災対策 帰宅困難者向けハラル食品など準備 開業後初の総合防災訓練
住宅新報 2024年1月23日 号 4面
同社は阪神・淡路大震災を契機に「逃げ出す街から逃げ込める街」をコンセプトにまちづくりを行っており、麻布台ヒルズでは超高層化により地上にオープンスペースを確保。建物は制震壁、制震ダンパーなどを設置した高いレベルの耐震性能とした。
具体的には、森JPタワー、2つのレジデンス棟では、高強度の鋼材やコンクリートを構造部材に採用すると共に、オイルダンパー、粘性体制震壁、座屈拘束ブレースなど4種類の制震装置を導入した。特に、超高層の森JPタワーでは、制震装置を1810基採用しており、オイルダンパーの伸縮を測定。入居テナント向けに建物の揺れ具合や躯体損傷の程度、棚などの什器転倒の可能性といった情報を提供する。東日本大震災の際にテナントから建物の状態などへの問い合わせが多かったことから、システム化した。
系統電源が被災した場合に備えて、森JPタワーの地下5階には、自家発電システムを設置。地震に強い中圧ガスを使用したコージェネレーションシステムと地域冷暖房施設を導入し、常時50%を自家発電で賄い、電力会社の系統電源と合わせて100%を再生可能エネルギー由来の電力とする。






















