ADR相談からみる 事業者のためのトラブル事例 ――傾向と対策 【第7回】マンション修繕に関するトラブル
住宅新報 2023年12月19日 号 7面
近年、マンション大規模修繕に関するトラブルが続発し、裁判となるケースも少なくありません。トラブル事例としては、工事から1、2年で雨漏りが発生したり、ひび割れ部分が再度ひび割れるといったことが起こる「施工後に短期間での不具合」や修繕工事中の騒音やにおい、煙、日当たりなどに関する「マンション住民または近隣からのクレーム」があります。
なお、工事に対するクレームについて、事業者としては事前に「○日~○日まで工事によって不便が発生する可能性がある」ということを周知しておくことが必要です。周知の手段としては、管理組合の総会や各戸に対するポスティング、エントランスに告知用ホワイトボードの設置等がありますが、ここで重要なことは「複数の手段を併用する」ということです。住民の目に留まる機会をできるだけ増やすことで、「工事のことを聞いていなかった」というようなクレームを最大限に減らすことができます。
入居者満足度に影響
























