23年度管理業務主任者試験 本紙講評 やや難化、合格は35点前後か
住宅新報 2023年12月12日 号 9面

23年度管理業務主任者試験本社解答番号
マンション管理業協会が12月4日に発表した23年度の管理業務主任者試験実施報告によると、受験者は1万4652人で、前年度比9.7%減(1565人減)となった。受験率は82.1%。今回の試験は、12月3日に全国8地域16会場で行われた。合格発表は24年1月12日。同協会ホームページに合格者の受験番号を掲載する。また、合格基準点と正解も掲載する。
なお、前年度の試験では、1万6217人が受験し、3065人が合格した(合格率18.9%)。合格基準点は50問中36問正解。
今年度の試験難易度などを住宅新報講師の植杉伸介氏に聞いた。
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全50問の総合的な難易度は、昨年に比べると少し難しいという印象である。昨年の合格点は36点だったので、本年度試験の合格点は35点前後となる可能性が高いのではなかろうか。
出題形式としては、個数・組合せ問題の出題数が昨年より大きく増加しており、この影響により若干難易度が上がったと思われる。令和4年度は個数問題10問・組み合せ問題2問であったのに対し、本年度は個数問題15問・組合せ問題5問となっている。
科目別に見た今年度試験の特徴は、次のとおりである。
問1~5の民法関連の出題では、個数問題が1問・組み合わせ問題1問だったため若干難しく感じたかもしれないが、出題内容自体はあまり難しくなかった。問6~8の標準管理委託契約書は、個数問題が1問・組み合わせ問題1問だったため(昨年は個数・組み合わせ問題はなし)、昨年と比べると少し難易度が上がっている。問9~13の管理費滞納及び会計関連の問題のうち問12と13の仕訳の問題は易しかったので、しっかりと得点したいところ。問14~25の建物・設備関連の問題は、問題による難易度の格差が大きかった。問17などは、通常の学習ではカバーし切れないレベルの知識が問われており、この問題は正解できなくても合否には影響しないと思う。なお、近年、長期修繕計画作成ガイドラインからの出題数が増加傾向にあることには注意したい(昨年は3問、本年は4問)。
問26~45の管理組合の運営に関する法律系の問題では、個数・組み合わせ問題が多く出題されている(個数7問・組合せ1問)にすることで難易度を上げる手法をとっていることが目に付いた。問46~50のマンション管理適正化法の問題は、昨年より少しだけ難しくなった印象であるが、最低でも5問中3問は正解しなければならない。
























