筆者が若かりし頃、昭和30年代の工事現場は現在とは全く異なるものでした。現在はタッカーの音がたまに聞こえるだけで、後は電動ドリルの低い「ウィーン」という音が聞こえる程度。路上駐車の車もなく、パッと見ただけではいつ工事をしているのかが分からないほどです。
昭和な現場といえばオート三輪が現場周辺に盛大に路駐をしてました。オート三輪とは貨物自動車の一種で、現在で言えば普通免許で運転する三輪自動車です。軽便・安価で小回りが利くため、工事関係者には大いに愛用されました。「ミズシマ(三菱)」や「目黒(目黒製作所)」、「マツダ(東洋工業)」などが幅を利かせていました。
現場の前の路上ではドラム缶やペイント缶を利用した焚き火台があり、一日中木端(こっぱ)がくべられ、火の絶えることがありませんでした。

























