東京ドームシティ改修計画 回遊性と滞在快適性向上 8月に大型ビジョン、まちのブランディング強化
住宅新報 2023年8月15日 号 4面
三井不動産グループの東京ドームは、2024年にかけて行う東京ドームシティ(東京都文京区後楽)のリニューアル計画について、広場や通路スペースを改修して、回遊性の強化と滞在快適性を向上させる。ホテルやホールなど施設間の南北導線整備に加え、近隣の小石川後楽園庭園と一体性を考えたランドスケープへの改修を計画。水景を眺めながら、食事や休憩ができるテラスに加え、カフェやベンチを整備するほか、アートによる装飾も実施する。顧客の流れや滞在空間に合わせた植栽配置の設置や一部外壁の撤去を行うことで、地域に開かれたまちづくりを行う。
リニューアル計画に基づいたランドスケープ整備の一環として、東京ドームシティ内に新たに7つの大型ビジョンを新設、8月1日から稼働を開始している。最寄りの各駅からのアプローチ動線や各広場空間に特徴的な大型LEDビジョン・モニター群「東京ドームシティビジョンズ」を設置し、東京ドームで開催されるイベントとの連動や映像演出を行う。行政と連携した地域の魅力向上のための情報発信や東京ドームシティアートプロジェクトとのコラボレーションによるアート作品の展開なども行う。
長岡勤社長は「(野球やアイドルイベントなど様々な用途で使われるが)東京ドームシティは全体として認知されていない。1つのまちとしてブランディングし、世界一のエンタメシティ、ここにしかないエンタメシティとしていきたい」と述べた。
東京ドームシティの全域に様々なサイズ・形状の大型LEDビジョンを整備した。これらのビジョンを動かす基盤となる配信システムの企画・開発やオペレーション設計、DOOH(デジタル屋外広告)の広告販売ソリューションについては、ジェイアール東日本企画と一体で実施した。複数のビジョンを動かす配信システムは「(野球やコンサートなどのコンテンツの感動を増幅させるために)非常に重要」(長岡社長)とし、多様な演出を可能にした。
隣接する小石川後楽園との一体で、一貫性のあるビジュアル表現と、東京ドームシティのエンターテインメント性を一層向上させる映像演出で施設全体を盛り上げる。また、これらのビジョンは、災害時には多言語での情報発信を行い、東京ドームシティの防災・防犯機能を向上させる。























