緑と健康を軸に「ヒルズの未来形」 「麻布台ヒルズ」11月に開業 世界水準のレジ、販売順調と
住宅新報 2023年8月15日 号 4面
「麻布台ヒルズ」では、東京が他国の主要都市と比較して弱いとされる外国人居住者数や緑地の充実度を補完し、国際水準の都市機能を提供する。具体的には、敷地中央に約6000m2の広さの緑豊かな中央広場を配置。約330メートルの高さの「森JPタワー」高層階(54~64階)には、超高級住宅「アマンレジデンス東京」(全91戸)を供給し、海外の富裕層とその家族が住める世界トップレベルの住環境とする。具体的な販売状況は明らかにしていないが、同社によれば販売は順調と評価している。
住宅は2つのレジデンス棟などと合わせて1400戸(居住者数3500人)を整備。間取りや設備、内装、共用部に、同社がこれまでのヒルズで注力してきた都心居住のノウハウを生かして、都心部でも緑豊富な環境で、健康的で文化に触れる機会が身近な生活を提供する。
60カ国以上の国籍の生徒が在籍するインターナショナルスクールを誘致し、都心部最大規模となる740人が通うインターナショナルスクールが入居する。東京は世界的なハイクラスホテルの不足が指摘されており、アマンが手掛ける世界初の5つ星ホテル「JANU」(総客室数122室)を今冬に展開するほか、海外から約230万人を集客した「森ビル デジタルアートミュージアム チームラボボーダレス」(7000m2)が、24年1月にお台場から移転開業する。
新事業創造の場に
2万人が働く予定のオフィスは、森JPタワーの7~52階を中心に整備し、基準階面積約4800m2とグローバル企業のニーズに対応する仕様とした。また、入居企業の従業員が交流する場として、33.34階に「ヒルズハウス」(約3300m2)を設置し、多様な働き方ができる会員制ラウンジやイベントスペース、パーティーが開けるレストランスペースなどに利用し、交流や学び、憩いの場として多様なアイデアが生まれる仕掛けづくりをした。
個性的な外観のガーデンプラザには、住宅や商業施設のほか、日本企業を中心に約70社のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)が集まる「Tokyo Venture Capital Hab」が入居。約3600m2の大規模なVC集積拠点で、コワーキングエリアやラウンジ、会議室を用意した。
近隣の「虎ノ門ヒルズ」の施設である大企業の新規事業拠点「ARCH」やスタートアップ拠点「CIC Tokyo」、情報発信拠点「TOKYO NODE」とも連携する。そのほか、「慶應義塾大学予防医療センター」による先端の予防医療を提供して、オフィスワーカーや居住者などの健康維持に貢献する。来街者は年間約3000万人を想定している。
























