紙上ブログ不動産屋の独り言713 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 家賃滞納している高齢男性が入院 口座に入金はあるはずだが
住宅新報 2023年7月25日 号 6面

家賃3カ月と保険料を私に立て替えさせている老婦人と似たようなケース。その男性版。今年の頭から入院していて退院の目途が立っていない。たまに同じ市内に住む息子が郵便受けの様子を見に来ているが、家賃は半年分ほど滞っていて、息子が2カ月分を支払ってくれたので今は5カ月分。息子は連帯保証人ではなく、契約に際して保証会社を利用していた。保証会社に代位弁済をお願いするための手続きを聞こうと電話をしたら、「最初に家賃が遅れた時から80日以内に請求しないと今後の滞納分も支払われません」と言う。息子が2カ月分を払ってくれたので「心配はないだろう」と油断していた私のミスである。ただ、保証会社の営業マンからは、そういう規約については何の説明も受けていない。保証会社からすれば「ちゃんと約款に目を通さないアンタが悪い」ということになるんだろうけど。
息子と連絡取れず
生活保護受給者なので、市役所に電話すると、「Mさんの場合は毎月の家賃は振り込みでMさんの口座に入金しています」とのこと。入院中で自分でお金を下ろしに行くことはできないし、もしかすると息子が通帳と家賃を管理しているのかもしれないが、最近は、私が電話しても出ないし、留守電にメッセージを入れておいても折り返してこない。ただ、家主の話では、散らかっていた部屋の周りも片付いているし、私が以前に「部屋の周りが散らかっていると放火されて火災になるのが怖いですから」と言ったのを覚えていてくれるのか定期的に訪問しているようだ。まあ、窓を開けて空気を入れ替えてくれたらなお有り難いのだが。ずっと閉め切ったままだと部屋が傷むから。























