ひと 経営戦略としての法務を 契約審査をデジタル化するLegalOnTechnologies代表・弁護士 角田望さん
住宅新報 2023年7月18日 号 2面
連載: ひと

米国でも成功させたい――。弁護士の職務の傍らでAI(人工知能)に魅了された。法律と最新技術が融合するリーガルテックサービスの開発をゼロベースで構想。法律事務所とテック企業を共同で創業した。現在は代表取締役社長執行役員として主力サービスのAI契約審査プラットフォーム「LegalForce」に注力。契約書のレビュー(精査)をデジタル化できる他社にはない独自サービスを強みに訴求している。
弁護士を目指したのは、学生時代に読んだ医療過誤がテーマの小説の影響からだった。弱者になりがちな依頼人を代理する。巨大な相手に対峙する。不屈の精神を胸に、泥水をすするごとく訴訟で闘う姿を、将来の自身の姿に重ねた。「頼ってくれる人たちのため、自身の知識と才覚だけで訴訟に挑む醍醐味とダイナミックさに感化された」。生涯の仕事にしたいと感じた。
一心に脇目を振らずに猛勉強した。弁護士となってからは、企業法務を中心に担当。クライアントとの打ち合わせや訴訟準備で忙しい日々が過ぎた。当時はAIが注目され始めて、「非常にポテンシャルが高い。新しい価値を創出できる」と、その新たな夢を実現する強い願望に後押しされ、すぐに独立を決めた。





















