賃貸が拓く暮らし(1) 市場変革の兆し
住宅新報 2023年6月20日 号 7面

持ち家取得までの仮住まい的地位からの脱却なるか
変わる価値観
終身雇用、年功序列、所得増大を前提にしていたのが〝旧住宅すごろく〟だ。当時は、人生は未来のゴールに向かって突き進んでいくものという価値観が共有されていた。しかし、今の若い世代にとって人生は日々の生活を楽しむ場、その積み重ねを人生と捉えているフシがある。
低成長で賃金は上がらず、未来も不透明感が増す一方の時代に育った世代としては、当然の価値観ではないか。そのため、住まいもその時々のライフスタイルを叶えてくれる器、あるいは居場所と考える。若い世代の住まいに対する価値観の変化がこれからの〝住宅人生〟を変革し、新たな双六を生み出す可能性を秘めている。























