紙上ブログ不動産屋の独り言708 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 本音では出ていってもらいたい 家賃の立て替え増すばかり
住宅新報 2023年6月20日 号 6面

当社との付き合いが30年ほどになるだろうか。以前のマンション(当社管理)に入居していた時、家主から「なんとか出ていってもらいたいんだけど、オタクに頼めないかなあ」と言われていて、その気持ちが伝わったのか、私が話をする前に「引っ越ししたいんだけど、安い部屋ないかな」と相談を受け、やはり当社で管理しているアパートに入ってもらった。そこまでは良かったけど、その後、私には地獄が待っていた。そしてそれは今も続いている。
生活保護受け
実は生活保護を受けていて、役所からの家賃は5万3700円が上限。実際の家賃は7万円だから、差額は本人が負担している。なので、役所向けと実際の本当の契約書と2つ用意していて、役所から出る分を直接振り込んでもらっても差額を振り込まなければならないから、当初こそ店に届けに来ていたが、入院したのを機に、私に毎月集金に来させる。うちの店からは徒歩10分くらいだが、銀行や駅とは反対方向、毎月集金に行くのは辛い。役所から生活費などが出るのは月初めの3日。うちは管理家賃を月末か翌月の初めには家主に振り込んでいるから当然に立て替えが発生する。それは当社の事情だから許容誤差ではあるが、感謝の気持ちが感じられない。それどころか、「お風呂の排水の具合が悪いのよ」だの「壁紙が剥がれてきているのよ」だのとクレームしか言わない。























