廣田信子の紙上ブログ No.370 マンション管理応援歌 団地の高齢者対策、賃貸と分譲では違う
住宅新報 2023年6月13日 号 5面

日経新聞に、「豊四季台団地」(千葉県柏市)で建替えが進み、それを機に総合的な高齢者見守りシステムの構築を進めているという記事がありました。
同団地では現在、4666戸が新たに建ち、入居者6000人のうち、65歳以上は41.6%を占めています。東京大学、UR、柏市が09年に「柏市豊四季台地域高齢社会総合研究会」を結成。高齢者を引きこもらせず、外部が健康状態を把握できることが重要だとして、要介護と健康との間の「フレイル状態」の解消を図っています。医療連携センターを団地中心部に設置し、自治体と地元医師会が連携して住民の健康状態を把握。24時間対応の訪問介護や、ニーズに即した多様な住居を提供しています。また、団地中心にはスーパーやスポーツジム、食堂も誘致し、高齢者だけでなく周辺の戸建て住宅の若い世代も利用しやすい、「地域で見守る」体制にしているそうです。
実はこうした記事を読んで、「うちの団地もいずれ建替えればいいじゃないか」と考えるUR分譲団地の居住者が少なからずいるのです。しかし、これは賃貸団地の話で、URが新たな街づくりのために計画しているもの。分譲はそうはいかない…ということが、なかなか理解されないのです。分譲団地は、建替えに係る費用を自分たちで負担するのですから、たとえ補助金があってもかなりの費用を負担しなければなりません。






















