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スタンダード会員限定〝どこにもないふつう〟 人気の複合型レジデンス 1週間で全29戸満室に グッドルーム「TOMOS学芸大学」

住宅新報 2023年5月2日 号 7面

売買・賃貸仲介
  • 〝どこにもないふつう〟 人気の複合型レジデンス 1週間で全29戸満室に グッドルーム「TOMOS学芸大学」

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  • カフェスペースのウッドデッキからみた建物外観(上)と、屋上にある男性用サウナの入口付近(右)

    2 / 2カフェスペースのウッドデッキからみた建物外観(上)と、屋上にある男性用サウナの入口付近(右)

 4月1日にオープンした「TOMOS学芸大学」はワンルーム29戸に共用部(ワークスペース、キッチン、サウナ、カフェ、貸し会議室)が併設された複合型居住施設。2月に募集を始めると、たった1週間で満室となった。

 所在地は東京都目黒区碑文谷で東急東横線都立大学駅から徒歩10分という立地。碑文谷警察署の裏手に当たる閑静な住宅地にある。

築50年超を改修

 以前は城南信用金庫の職員寮として利用されていたが、老朽化と社員寮需要の低下で15年間稼働していなかった建物(築53年)をグッドルームが買い取り、多様化する暮らし方・働き方に対応する単身社会人向け施設に改修した。個室の広さは11m2と18m2の2タイプで、家賃は10万7000円と11万6000円で光熱費込み。

 同社は09年の創業当時から「どこにもないふつう」の暮らしをミッションとして掲げ、部屋探しが楽しくなるようなリノベーション賃貸を得意とする会社。賃貸でも天然の無垢材によるフローリングを特徴とするなど、ありそうでない暮らしを提案している。18年からはスタートアップ企業を応援するシェアオフィス「グッドオフィス」を展開。20年にはこれまでの賃貸住宅とは異なる、身軽で柔軟な暮らし方提案としてのホテル長期宿泊提供サービス「ホテルパス」も開始した。ホテルを気ままに渡り歩く感覚で、新しい賃貸暮らしができるサブスクリプション型マンスリーホテルとなる。

多拠点生活も可能

 今回の「TOMOS学芸大学」の入居者も契約すると(1カ月単位から可能)このホテルパスとの相互利用ができるため、多拠点生活をすることも可能となる。住所を特定せず、渡り鳥的な暮らしを楽しむ若い世代に人気だ。

 併設されている共用施設としては、サウナが設けられているのも魅力だ。コロナ禍で住まいでの暮らしと仕事がシームレスになる中、癒しの機能を大切にしたいという思いからで、女性用は2階に、男性用は屋上テラスに連動する形で設置されている。

 1階には広いウッドデッキスペースが付いたカフェも設けられている。桜の大木や形よく手入れされた庭を愛でながらリラックスタイムを満喫できる。ここは周辺住民など外部の人も利用できるので、交流の幅も広がりそうだ。

サブスク型5カ所目

 同社ではこうしたサブスクリプション型レジデンスを既に全国で4物件(うち首都圏が3件)供給しており、今回の「TOMOS学芸大学」で5物件目となる。そのユーザー特性をみると(調査期間22年8月~23年3月)、30代が43%で20代が20%、平均年齢は32歳。男女比では男性が約6割を占めている。ただ同社では、今後は女性の利用も推奨していく。転職、同棲解消などライフスタイルの変化が多い中、一般的なアパートやマンスリーマンションよりもおしゃれな暮らしを楽しみたいという女性が増えてくると見ているからだ。

 職業は会社員が61%。賃貸だと高くて住めないエリアでもグッドルームのシェアハウスならコワーキングスペースも付いてコストパフォーマンスの良さを感じる人が多いという。

 なお、個室にはベッド、小型冷蔵庫、デスク、チェア、収納ケース、食器、Wi-Fiなどの設備がある。「ふつうなのにどこにもない」という暮らしの〝質〟に注力する同社のレジデンスは、加速する働き方改革を背景にこれからも若い世代の関心を集め続けることになりそうだ。

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