アスコット 東京・用賀で賃貸全24戸 約79m2のメゾネットも用意 〝住み心地〟工夫し入居順調
住宅新報 2023年4月25日 号 5面
同物件は、東急田園都市線用賀駅から徒歩10分の立地。建物は6階建て、総戸数は24戸。間取りは1R~2LDKで、専有面積は約18~79m2。
同社の得意とするコンクリート打ち放しの内外観ながら、エントランスの天井や住戸ドア、居室の床などに木調の建材・デザインを採用している点が特徴。無機質なコンクリートや金属の質感と、木調の自然な印象とのコントラストを意識した。同社広報担当者は、「(こうした木調デザインは)一部物件で先行事例はあるものの、当社として珍しい試み」と説明する。
また5~6階には、2LDK(約79m2)のメゾネットタイプ1戸を設けた。勾配屋根を採用して最大約3500ミリの天井高に仕上げたほか、四方に窓を設けて採光や開放感を高め、設備・仕様も「通常より高品質で、分譲と同水準のものを採用」(同社広報担当)した。
通常住戸においても、デザイン面も含めた〝住み心地のよさ〟を重視。限られた面積で居住空間を極力広く確保する設計面の工夫のほか、環状8号線に面する立地条件から、車道側の窓には二重サッシを採用。また小物置きスペースなど、細かい部分でも使用感向上のアイデアを盛り込み、一部住戸にはテラスや専用庭なども配置した。
「付加価値で差別化」に重点
こうした商品企画の工夫について、同社広報担当は「近隣の三軒茶屋や二子玉川と比べて若干人気が低いエリアという点に加え、駅からも比較的距離があるなど、立地条件では不利な面が多い物件。そのため、いかに付加価値を高め、競合物件との差別化を図るかという点に重点を置いた」と背景を語る。
付加価値の向上を踏まえ、賃料も比較的高水準に設定。1R(約18~23m2)が8万4000~10万2000円、1LDK(約41~44m2)が16万8000~18万5000円で、メゾネットタイプの2LDKは34万円。
強気な賃料設定ながら付加価値向上の試みが功を奏し、反響は好感触。4月19日時点の申し込み戸数は全24戸中9戸で、「このペースであれば、早ければ5月の連休明けには満室が見込まれる」と同社広報担当は自信を見せる。
今後は、通常の「アスティーレ」シリーズと同様、自社保有後にファンドなどへ1棟売却を行う方針。売却の時期や価格は非公開ながら、同シリーズの想定価格帯である「5~10億円程度」(同社)を予定している。
























